こんにちは。
タイランドシラチャよりYUKIKOPONです。
先月のとある平日。
ここシラチャ界隈ではお天気が大荒れでした。
今はタイの乾季であまり雨が降ることはないのですが、そんなことは大いに無視した大雨&大洪水。。。
バイク移動が主流のPONとしては、マジ勘弁(==)✋な日でしたが・・・
同時に「ここに住んでると生きる力がつくな〜」&「みんな優しいな〜」とつくづく実感した日でもありました。
そんなThailandのアドベンチャーなある日をここに綴りたいと思います。
目次
冠水。川のごとしの道路にバイクで突っ込んだ結果
ある朝。
その日は、朝から大雨でした。
インフラが整いきっていないタイランドでは、大雨が降るとあちらこちらが冠水します。
洪水日常茶飯事(特に雨季)
2年も住んでると、行動範囲内であれば、大体どの辺りが冠水するのかが分かってくるのですが・・・
この日は、いつにも増して冠水具合がひどく、私の住んでいるコンドの前の道もちょっとした川になっていました(==)こりゃこまった
ふくらはぎ真ん中ぐらいの水位。濁流やん(・・)・・・ってな感じ。
だがしかし、アタシは仕事へ行かねばならぬ…
仕方なく意を決して家をでて、カッパを被りバイクにまたがったのです。

ちなみに「カッパを着てバイクに乗る」は、ここではごく一般的なスタイルです。
なんなら傘さしてバイク乗ってる強者もいるよw
最初の関門は、家の前。
冠水道路?いや、もはや川?を横切らないと、先へは進めない状態に、
若干ひるむも。。。
「ワンチャン行けるか!?」と思い、バイクでつっこんでみた。
・・・
・・・
・・・
すると・・・
・・・
ガコンッ!!!
Σ(@@)!?
嫌な音がしたかと思うと、バイクが前に進まなくなってしまったのでした。
PONのバイク濁流に死ス
(T T)ルルルー。。。。
チェーン外れるの2回目なのょ
最初は何が起きたかわからず・・・
若干のパニックになっていると、それを見ていたコンドの守衛のおっちゃんが、川(もう道路とは言わないw)の向こうから「お前、チェーン外れとるぞーーー」と教えてくれました。
マジか・・・
ひとまず、チェーンの外れたバイクでは仕事へ行けない。
今は、それを修理してる時間も余裕もない。
「どうする?(・・)」
一瞬考え、バイクを冠水していない道路脇に停め、そのまま放置することに。
守衛のおっちゃんに「おっちゃん、うちのバイク、ちょっと見といて!」とお願いし、急遽、車に乗りかえて仕事へ向かうことにしたのでした。

車もバイクも持っている二刀流はこーゆーとき強いw
道路のあちこちで冠水
我が家の愛車は、サーフボードが積めるようにと買ったピックアップです。
こーゆーとき、車高の低い車より、少し安心感があるょね(・・)
とはいえ、あちらこちらで冠水&渋滞。
いつも大雨が降ると大きな池になる道は避けて、少し遠回りして向かったのですが、それでもその道さえもところどころ冠水してたから、よっぽどの雨やったんですね。
渋滞と冠水ポイントをなんとかクリアし、レッスン会場の目の前まで到着。
あと少し。とホッとしたのも束の間。。。
目の前、冠水しとるやないかーい(=◇=)ノ!!!!ww
しかも、これはあかんタイプのやつ↓

突っ込むか否か。
選択肢を迫られたPONの決断は・・・
「車を手前で乗り捨てて歩く」
でした笑
この頃には雨もやんでいたし、
ふと道路脇の歩道は冠水していないのが目に入り(・・)お?あそこ歩けるくね?
無理やり車で突っ込む危険を犯さなくても、手前に駐車して歩いて行った方が賢いとゆう判断をしたのでした。
待っていてくださったお客様に感謝(ー人ー)
歩きで登場したPONに、レッスン会場の守衛さんたち、びっくり(@@)!?
いつもバイクで現れるやつが歩いて来てるてw
「どうやって来たんや?」ってワロてたwwww

こーゆーのんを笑い飛ばしてくれるのんが、私がタイの好きなところでもあるわけです。
いつかの大雨の日も、ベタ濡れでジムに登場した私を見て、大爆笑したうちの同僚タイ人たち。
マジで救われたww
悲観的にならないっていうかね。
「楽しいから笑うのではない,笑うから楽しいのだ」
ってアメリカの哲学者であり,心理学者であるウィリアム・ジェームズの名言にもあるよねw
レッスンは、この朝からのてんやわんやで開始時間には間に合わず、15分遅れでのスタートになってしまいましたm(_ _)m
ご参加予定だったお客様には、バイクがダメになった時点で、恐らく間に合わない旨、ご連絡をしていたのですが、
「大丈夫ですので、気をつけて来てください。」
「そんな大変な中、向かってくれてありがとう。」
となんとも温かいお返事をいただき、その優しさにとってもとっても救われました(ー人ー)ありがとうございました
レッスン後、バイク回収へ
レッスンを終え、バイクを放置したままにしておくわけにもいかないので、一旦、路駐していた車に乗り込み、自宅へ戻りました。
「バイクの修理屋近くにあったかなぁ・・・。」
「バイクを修理屋までひいて歩くん、大変やなぁ・・・。どしよ。」
なんて思いながら、車を自宅の駐車場に停め、バイクのところへ。
すると、放置したバイクを見守ってくれていた今朝の守衛のおっちゃんから神のような一言が。

おれ、直せるぞ。
マージーでー!!!!!!!?????(@◇@)

タイ人のおっちゃんたちって、こうゆうとき、本当に頼りになるイメージ。
うちのおじいちゃん世代がそうだったように、修理とか自分でやっちゃう系が多い気がする。
そう言ったかと思うと、自分の車からドライバーやらなんやら修理道具を出してきて(なんで持ってんの?笑)、バイクの元へ。
しばらく、格闘した後、見事、チェーンをはめてくれたのでした(はい、拍手ーーー!!!!)
そして、「まだ緩んでるから、バイク修理屋へ行って締めてもらっておいで。修理屋、あそこにあるから。20バーツ(日本円で80円くらい。)くらいでやってくれるょ」と教えてくれたのでした。
バイク屋のおっちゃんTeeさん登場
守衛のおっちゃんにお礼を述べて、近くの修理屋へバイクを持っていくと、
修理屋のおっちゃんがお店からひょっこり。
顔を出して一言「どした?(・・)」
「これ、これ、ここが緩んでるからしめて欲しい」とカタコトのタイ語で伝えると、
「あー、これ今朝、あそこに放置してあったバイクやな(・ー・)」って。
おっちゃん知っとったwwww
すぐできるから、そこに座って待ってなさい(.. )ノと早速、作業に取り掛かってくれました。

ローカルバイク修理屋さんやから、タイ語しか通じないと思って、最初タイ語で話しかけたのですが・・・
「じょーちゃん、日本人か?」って、修理しながら流暢な英語で話しかけてきたおっちゃんにびっくりww
ぃや、英語話せるんかーーーーーーーーぃ!w
それならそうと、はよゆうてくれぃ(ー・ー)だいぶ助かる
「何年住んでるんだ?」
「タイはどうだ?」
「働いてんのか?」
「どこに住んでんだ?」
「家賃は安いか?」

タイ人ってば、給料のこととか家賃とか、物の値段とか、お金のことをよく聞いてきます。
あと、体重とかも平気で聞いてくるww
日本の感覚だと、遠慮しがちなことをなんの悪気もなく質問してくるのは文化の違いですね(笑)
必殺質問攻めwww
こーゆーオープンで気さくな感じもタイ人あるあるな気がします(もちろん、そうでないシャイな人もいますけどね^^)
30分ほどで作業完了。
守衛のおっちゃんの言った通り、20バーツでした。(・・)やすっw
そして、「じょーちゃん、名前は?電話番号教えておくから、なんかあったらいつでも連絡しておいで(^^)」と修理屋おっちゃん、電話番号交換してくれたのでした。
バイク主流で行動している私にとって、家の近所にこーゆー駆け込み寺があるのは、本当に助かる(T T)
生きる力がつく場所タイランド
朝からてんやわんやな1日でしたが、レッスンを待ってくださっていたお客様、チェーン直せるぞと申し出てくれた守衛のおっちゃん、すぐに作業してくれて電話番号まで教えてくれた修理屋のおっちゃんと、たくさんの優しさに助けられた1日でもありました。
その日のお仕事終了後(バイク修理後はお仕事に戻ったPON)、守衛さんのおっちゃんにお礼ができていなかったなと思い、ジュースやお菓子などを買って持っていきました。

自宅へ着いて、入り口のセキュリティのところ(大体のコンドミニアムは、誰でも好き勝手入れないように敷地に入る前にセキュリティがあります。)にいた守衛のおっちゃんに、「これどうぞ」と渡すと、
「そんなのいらないよ。大したことしてないから。」って。
それでも、「せっかく買ってきたからもらって。ほんの気持ちです。」と渡すと、「ありがとう^^」と言って受け取ってくれました。
「ありがとう」はこちらの方で、ありがとうを伝えたくてプレゼントしたのに
それに対して「ありがとう」をまた受け取ってしまいました。
「ありがとう」の渋滞wwww
心がほっこりした瞬間でした。
バイク修理屋のおっちゃんとは、出勤の時に店の前を通るので、挨拶を交わすようになりました。
まるで、昔からいる近所の知り合いのおっちゃんみたいで、ここでも心がほっこりします^^
異国に住んでいると、言葉が不十分なのと、勝手がわからないのとで、「こんなときはどうすれば?(。。)…」と困ることがあります。
そんなときに手を差し伸べてくれる優しさは、本当に救われた気分になります。
と同時に、いろんな不測の事態が起こる度に、対応力というか柔軟性というか、そういった類いのもの「生きる力」が身に付くなぁと思うのでした。
そして、『恩まわし』
これは、私が大好きな言葉のひとつでもあるのですが、私が優しさをもらったように、
私も困っている人がいたら、すぐに手を差し伸べられる人でありたいと思います。